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タイトルの由来

~その2~

澄みきった青い空。

本の終わりの方にも、このような景色が出てきます。

この小説は、「僕」が心を開いていく話でもあります。

彼に初めて気持ちを伝え、受け止めてもらったことが、自分自身を受け入れることにもつながりました。

「どこまでも続く空」というのは、開かれていく「僕」の心を表しているのかもしれません。

そして、病室で僕が彼を一度だけ優しく抱きしめたこと。

今度は、彼が空から僕を優しく抱きしめてくれているような、そんな気持ちがあります。​

愛する人を想って、空を見上げる。

皆さんもそのような経験がおありだと思います。

彼とは、この空の向こうでつながっている。

また出会える時まで、僕はこの気持ちを魂に刻んで歩んで行く。

そんな気持ちも含まれているのかもしれません。


 

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