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☯ Sawa no Kokoro さわのこ
タイトルの由来
~その2~
澄みきった青い空。
本の終わりの方にも、このような景色が出てきます。
この小説は、「僕」が心を開いていく話でもあります。
彼に初めて気持ちを伝え、受け止めてもらったことが、自分自身を受け入れることにもつながりました。
「どこまでも続く空」というのは、開かれていく「僕」の心を表しているのかもしれません。
そして、病室で僕が彼を一度だけ優しく抱きしめたこと。
今度は、彼が空から僕を優しく抱きしめてくれているような、そんな気持ちがあります。
愛する人を想って、空を見上げる。
皆さんもそのような経験がおありだと思います。
彼とは、この空の向こうでつながっている。
また出会える時まで、僕はこの気持ちを魂に刻んで歩んで行く。
そんな気持ちも含まれているのかもしれません。
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